フェリーによる海洋環境データ
フェリーによる海洋環境データ
概要
- ・東京湾フェリー株式会社の「かなや丸」に海洋観測用の機器を設置させていただき,神奈川県の久里浜港と千葉県の金谷港を横断する東京湾の湾口部にあたる航路上の海洋環境の観測を行っています.
- ・ここでは,東京湾の湾口部を横断するフェリー航路上で観測した流動・水質データを公開しています.
- ・流動データは,フェリーに搭載したADCP(ワークホース マリナー ADCP, Teledyne RD Instruments社製)のデータとなります.ADCPは,船底に設置されており(吃水約3.5 m),計測はADCPから鉛直方向に7.2 m下の場所(水深約11 m)から層厚4 mの領域で行われています.年1回の定期点検を実施しています.
- ・水質データは,フェリーの船底から取水した海水を船内の水質観測システムに導水して測定しています.計測項目は,塩分(ETSG2, Falmouth Scientific Inc社製),水温(SBE 38, SEA-BIRD社製),クロロフィル濃度(WETStar, WETLabs社製)です.年2回の定期点検を実施しておりますが,メーカーキャリブレーションは実施してません.
- ・公開しているデータについては,クオリティチェック等を行っていない生データであり,一部誤りがある可能性がございます.ご自身の責任においてご利用ください.
最新データ
- ・直近の1航海分の観測データを公開しています.
- ・上層流速(水深11 m,赤色)と5層目流速(水深25 m,青色),海上風(水色),水質(上から塩分,水温,クロロフィル)のデータが載っています.潮位データ(左下)は,気象庁のデータを利用しています.
データセット(過去動画)
- ・2010年から現在までの観測結果を動画にしたファイルを閲覧できます.一部欠測等がございますので,ご了承ください.
データセット(流動)
- ・これまで観測した流動データを公開しています.取得したい年をクリックすることでダウンロードできます.
- ・このデータは,時間,位置,海底水深,流向,流速,クオリティ情報等のデータが収録されています.詳細については,こちらをご確認ください.ファイル形式は,matファイル形式となります.
- ・流動データ可視化サイトについても試験運用中です.こちら
データセット(水質)
- ・これまで観測した水質データを公開しています.取得したい年をクリックすることでダウンロードできます.
- ・このデータは,時間,位置,水温,塩分,クロロフィル濃度情報等のデータが収録されています.詳細については,こちらをご確認ください.ファイル形式は,csvファイル形式となります.